アトミックステーション ジオ・ラボは、地球が持つ様々なエネルギーを研究する実験ステーションです。原子力エネルギー・自然エネルギー・化石燃料等がもつ特性を明らかにして、地球環境や日本の社会事情を考えたエネルギー利用のあり方を究明します。
3E アトミックステーション ジオ・ラボ
3E アトミックステーション ジオ・ラボ
1.自然エネルギーってなに?
太陽光・水力・風力等の自然エネルギーは、太陽のエネルギーや地球の重力といった自然の力が源です。それらの原理が体験できるジオラマの装置です。
2.化石燃料ってなに?
大型絵本によって、太古の生物が地層に埋まり長い年月を経て化石燃料となり、今日石油・石炭・天然ガスとしてわたしたち人類が利用していることを解説します。
3.原子力エネルギーってなに?
ウラン鉱石(レプリカ)を展示し、原子力発電の材料であるウランも地球の地下資源のひとつであり、自然の産物であることを示します。
4.原子燃料サイクルツアー
使用済燃料を再利用する原子燃料サイクルのことをクイズで学びます。
5.原子力発電のしくみ
原子力発電では、核分裂で発生した熱を使って発電していることを、アニメーションと原理模型で学びます。
6.ジオ・ラボ ワークショップ
自然放射線の存在を霧箱や携帯型放射線測定器を使って確認し、体験するワークショップです。
実験の内容は、以下の3種類あります。
(1)放射線を見てみよう
参加者1人1台、簡易的な霧箱を作り、放射線の飛跡を観察します。
「放射線」「放射能」「放射性物質」といった言葉の違いを理解して、放射線が存在していることを自分の目で確認します。
(2)放射線をはかってみよう
参加者1人につき1台の放射線測定器をつかって、身の回りにあるいくつかの品物の放射線を測定します。
「放射線」「放射能」「放射性物質」といった言葉の違いを理解して、空気中や身の回りにあるものからも放射線が出ていることを学びます。
(3)放射線をはかってみよう(遮蔽実験)
原理の異なる放射線測定器をつかって放射線量を測定します。遮蔽版をはさんだときの測定値の変化から、放射線の種類による透過力の違いを体験します。
放射線には粒子や電磁波などいくつか種類があることを学び、その種類によって透過力が異なることを実験で学びます。
放射線教育について、もっと詳しく知りたい方は、放射線教育支援サイト「らでぃ」をご覧ください。
7.原子力発電情報BOX
原子力発電に関するいろいろな情報をタッチパネル式のパソコンで閲覧できます。
8.CO2と地球温暖化
二酸化炭素増加による気候変動を、見る位置によって画像が変化する特殊なしくみで表し、地球環境とエネルギーについて考えてもらいます。
9.日本のエネルギー事情
石油・石炭・ウラン・天然ガスの世界の分布地図や埋蔵量・得ることができる残りの年数・日本の輸入量等を比較しながら、日本はエネルギーの多くを海外に依存していることを示します。
10.発電のいろいろ
紙芝居形式のシアターによって、原子力・火力・水力・太陽光の長所や短所を示し、各々の特性を活かしながら電力が供給されていることを紹介します。
11.地層ダイバー
地層処分事業が確立された未来の仮想空間を舞台に、高レベル放射性廃棄物(ガラス固化体)の埋設の達人を目指してミッションに挑戦するパソコンゲームです。
12.ガラス固化体(高レベル放射性廃棄物)のバリアシステム
地層処分における人工的な封じ込め方法・天然の封じ込め方法を、原寸サイズの画像と実物素材で示します。
13.世界の地層処分
タッチパネルモニタで、地層処分を計画している世界各国の事業進展状況を紹介します。
14.地層処分シアター
エネルギー社会の未来を冒険しながら「地層処分」について学ぶ3Dアニメーションです。
原子力発電で使い終わった燃料のリサイクル、リサイクルできない高レベル放射性廃棄物の処分方法、また地層処分の考え方や事業、国内外の地層処分研究などについて、3Dアニメーションで紹介する内容です。
ご家族で楽しみながらご覧いただけます。
Pepper(ペッパー)は2019年3月15日をもちまして終了いたしました。
たくさんの方に体験いただきましてありがとうございました。