5F イリュージョンA

5F イリュージョンA

ものを見ること、ものが感じられること。 そういう体験を不思議だと思ったことがありますか。 不思議だと思う気持ちから視覚の科学がはじまります。 私たちの眼と脳が、瞬時のうちに複雑な計算や推論問題を解決していること。 そしてまた、世界の現実感(リアリティ)の起源はこうした知覚のメカニズムに他ならず、 私たち自身とそれを取りまく環境との関係性を知覚するための機構に他ならないこと。 そうしたことを、様々な錯覚、錯誤の体験を通して直感的に理解できるような空間をめざしています。

【まなざし遊園地】

ストライプとイリュージョンパターンで床・壁・天井が埋め尽くされた空間の中に、さまざまな仕掛けがあり、その中を冒険することによって、知覚現象としておこる錯覚や不思議な現象を体験します。

1.座標の部屋

床だけが水平で、壁・天井が大きく傾いている空間の中に入って、仰向けに寝てみると、突然床が傾いて感じられ滑り落ちそうな錯覚にとらわれます。
人間の平衡感覚は重力によって認識されるのではなく、視覚的に判断していることを身を持って体感することができます。

2.うずまきシリンダー

ゆっくり動いているシリンダの中央部に立つと、外側にある放射状のらせん模様が描かれている巨大な円盤も動いているため、シリンダー全体がスクリューのように動いて見えたり、体の中心を軸に傾いて見えたりします。

3.ジャイロ・ブランコ

ブランコに付いているハンドルで円盤の回転軸を操作しながら、遠心力の影響で軌道を左右に膨らませながら振り子運動したり、あるいは回転モーメントによって体全体をブランコごと回転させたりして、力を体感します。

4.ゆらゆら廊下

暗い廊下の中で次々とたかれるフラッシュによって、眼に様々な形にデザインされた網膜残像が鮮明に焼きつき、奥行き方向に重なり合いながら、眼の動きに伴ってジャンプしたり、消えたり、再び現れたり。
そんな体験をしながら、ものの見える仕組みについて気付き、考えることができます。

5.スーパー・オート・ランダムドット・ステレオグラム

ランダムドットによる裸眼立体視現象を視点を意識することなく、あらかじめ一部に遠近感をつけておくだけで、そこを見ることによってステレオグラムが苦手な人でも自然に楽しむことができます。
知覚心理学者B.ユレシュによるランダムドット・ステレオグラム、C.タイラーによるオート・ランダムドット・ステレオグラムをさらにパワーアップ。

6.ぐにゃぐにゃ回転体

奥行き手掛りの仕掛けによって、反転運動が回転運動に見えます。ところがその結果、剛体(=固い物体)の回転では起こり得ないような見えが生じ、「物体は回転にともなってぐにゃぐにゃと形を変えている」という知覚的解釈が、脳の中で採用されるのです。
オリジナルは、アメリカの視覚学者エイムズによる「エイムズの窓」というデモンストレーション。

7.逆転モナリザ

見覚えのある絵でも、見方を変えると違って見えます。

【出展団体ウェブサイト】

国立研究開発法人 理化学研究所