子どもに教えたくなる!科学技術館 第10話

第10話「あかりをつけましょ」

2017年3月15日号

3階DENKI FACTORY「電気と光」

 科学技術館には、思わず子どもに教えたくなるような展示がいっぱい! そこで、科学技術館スタッフが、おすすめの展示アイテムやその楽しみ方を毎回1つずつ紹介します!
「おもしろそう!」「行ったことはあるけどそんなのあったっけ?」と思った方、たくさんの発見と楽しさがある科学技術館にぜひおこしください。



あかりをつけましょ

 科学技術館3階の「DENKI FACTORY」では、電気のことを取り上げているよ。電気の流れは目に見えないけれど、いろいろな現象(げんしょう)を通じてその存在(そんざい)を感じることができるし、わたしたちの生活にも役立っているんだ。
 展示室の左がわにある小部屋は、「電気と光」コーナーだって。光は目に見えるよね。行ってみよう!

「電気で光るのはなぜかな?」と書いてあるこの小部屋は、少し暗くなっていて、いろいろな光が見えるんだ。その中でも気になるのが、一番奥(おく)にある「アーク放電」。おや、「スタート」ボタンがあるぞ。おしてみよう!
 うわっ、明るい! 何もなかったところに、ブーンって音とほぼ同時にふしぎなかたちの光が出てきて、上の方へのぼっていって消えたぞ。もう一回やってみようっと。
 よく見ると、2本の金属(きんぞく)の棒(ぼう)の間は、下の方がせまくて、上にいくと広がっているんだね。まず一番下のところに光があらわれて、それが動いているみたいだ。



 ボタンの近くの箱には、13700V(ボルト)って書かれているね。[V]は電圧(でんあつ)、ひらたく言うと電気を流そうとする力のようなもので、数字が大きいと力が強いんだ。身の回りにあるものの数字で言うと、乾電池(かんでんち)が1.5V、コンセントが100Vだから、ものすごく強い電気だってことが分かるね。
 金属の棒の近くにある空気は、ふだんは電気を流さないけれど、こんなに強いと電気が通っちゃって、明るく光りかがやくんだ。1878(明治11)年3月25日、日本で公(おおやけ)の場ではじめてともった電灯(でんとう)はこの方法(ほうほう)を使った「アーク灯」で、この日は「電気記念日(きねんび)」になっているよ。
 そうそう、この「アーク放電」を体験(たいけん)するときは、ボタンのところにある注意をよく読んで守ってね! 〈きょう〉



 電気は、私たちの暮らしになくてはならないものですが、大量に貯めておくことができません。そのため、電力会社では、電気がいつ、どのくらい必要なのかを予測しながら発電し、安定的に電気をお届けしています。
 科学技術館の3階では、「DENKI FACTORY」と「アトミックステーション ジオ・ラボ」の2つの展示室で、電気やエネルギーについてご紹介しています。それぞれの展示やワークショップを通じて、電気を使えるしくみや日本のエネルギー事情について考えてみてください。



こちらのページも見てみよう。
 ・3階DENKI FACTORY
 ・実験ショースケジュール(電気と磁石と力)
 ・電気事業連合会




※このコーナーの内容は掲載当時のものです。
 (展示、出展団体・企業名等)
※次号は、2017年5月1日に発行予定です。お楽しみに!