子どもに教えたくなる!科学技術館
第2話「5メートルのベアリング、どこ!?」
2016年3月15日号
3階 「ベアリング・ラボ」
科学技術館には、思わず子どもに教えたくなるような展示がいっぱい! そこで、科学技術館スタッフが、おすすめの展示アイテムやその楽しみ方を毎回1つずつ紹介します!
「おもしろそう!」「行ったことはあるけどそんなのあったっけ?」と思った方、たくさんの発見と楽しさがある科学技術館にぜひおこしください。
かくれてるベアリング、わかるかな?
2015年11月に3階にできたばかりの新しいコーナー、「ベアリング・ラボ」。ベアリングは、せんぷうきや自転車など、回る仕組みをもついろいろなきかいの中で使われている部品だよ。そんなベアリングをしょうかいするこのコーナーに、「かくれてる巨大(きょだい)ベアリング、わかるかな?」という展示(てんじ)もあるんだ。巨大なのにかくれてるって、いったいどういうことだろう? さっそくさがしてみよう!
ベアリングは、2つのわっかを重ねて組み合わせたようなかたちなんだ。ゆかを見てみると、ベアリングのような赤い二重丸に、なんだか字が書いてあるぞ。なになに、「かくれてる巨大ベアリング、わかるかな?」、これだね!
でも、赤いところを調べてみても、ベアリングがゆかにかくれているわけじゃなさそう。どこにあるのかなぁ? まわりもよく見てみないとね。かべには? てんじょうには……?
あ! これは大きいなぁ! まん丸で巨大なベアリングがあらわれたぞ。本当に巨大だし、たしかにかくれてたね。いちど見つけちゃえばかんたんなんだけど、さいしょはちょっと時間がかかるかも。
じつは、巨大なベアリングのすぐ下のゆかに、“ものさし”もかかれているんだ。だいたい2500mm(ミリメートル)、つまり250cm(センチメートル)がこのベアリングの半径(はんけい)。そうすると、直径(ちょっけい)は……? じっさいにどうかくれていてどのくらい大きく見えるのかは、ぜひ自分の目とからだでたしかめてみてね! 〈きょう〉
なかなか直接見ることが少ないベアリングですが、建物の中の電気で動くものや街の中の乗り物、工場や工事現場などあらゆるところでみなさんの生活を支えています。小さなものだと歯医者さんが使う、歯を削(けず)るために高速で回転するハンドピースから、大きなものだとトンネルを掘(ほ)る10m以上の掘削機(くっさくき)まで、大小さまざまな種類のベアリングがあります。
ベアリングは「まさつ」をできるだけ減らすための部品です。「まさつ」についてはぜひNSKブース「ベアリング・ラボ」で体験してみてくださいね。
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※このコーナーの内容は掲載当時のものです。
(展示、出展団体・企業名等)