子どもに教えたくなる!科学技術館
第8話「あちこちで世界を回すスゴいヤツ」
2016年12月15日号
3階 モーターズワールド「さがしてみよう!」
科学技術館には、思わず子どもに教えたくなるような展示がいっぱい! そこで、科学技術館スタッフが、おすすめの展示アイテムやその楽しみ方を毎回1つずつ紹介します!
「おもしろそう!」「行ったことはあるけどそんなのあったっけ?」と思った方、たくさんの発見と楽しさがある科学技術館にぜひおこしください。
あちこちで世界を回すスゴいヤツ
科学技術館3階にある「モーターズワールド」は、名前の通り、モーターについての部屋なんだ。英語(えいご)のmotorは、動力、つまり「何かに動きをあたえるもの」といった意味だけど、日本語で「モーター」と言うと、ほとんどは電気を使ってブイーンと回る機械(きかい)のことだよね。
ところで、「電動機」ともよばれる、この電気で動くモーターがどんなところで使われているか、知ってる?
ミニ四駆(よんく)を組み立てたことがある人は、きっと写真のモーターを見たことがあるよね。RCカー(ラジオコントロール自動車)やミニ四駆のような車のもけいだけじゃなく、乾電池(かんでんち)やバッテリーで動くいろいろなおもちゃ、そしてかみの毛に使うドライヤーの中など、身の回りのあちこちでモーターは使われているよ。
みんなの身近にあるもので、他にモーターが入っていそうなものは……?
「さがしてみよう!」コーナーには、たくさんのしゅるいのモーターと、それがどんなところで使われているかの絵があるよ。
家の中では、電動歯ブラシやハンディクリーナー(小がたそうじ機)、それから工具にもモーターが入っているんだね。家の外だと、自動販売(はんばい)機にはだいたい10個(こ)かそれより多くの、大きなコピー機だともっとたくさんのモーターが使われているみたい!
そして、自動車には、もっともっと多くのモーターが入っているんだって。どんなところにモーターがあるかは、車の絵のあちこちに赤い丸がついているから、自動車1台に全部で何個ぐらい使われているのか、数えてみてね! 〈きょう〉
身近な製品、自動車など、みなさんは150~200個くらいのモーターにかこまれて生活しています。べんりにたくさん使われているモーターですが、おおもとのしくみはかんたんで、みなさんが小学校の理科で習う磁石と電磁石の引き合う力、しりぞけ合う力で回っています。
「モーターズワールド」では、「さがしてみよう!」のほかにも、モーターの回るしくみの体験や、回る力の伝わり方もためしてみることができます。みなさんにも作ることができる楽しい工作集も用意していますので、ぜひお立ち寄りください。
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※このコーナーの内容は掲載当時のものです。
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