子どもに教えたくなる!科学技術館
第9話「きみは、くすりの上級研究員になれるか?!」
2017年2月1日号
3階 くすりの部屋―クスリウム「チャレンジラリー」
科学技術館には、思わず子どもに教えたくなるような展示がいっぱい! そこで、科学技術館スタッフが、おすすめの展示アイテムやその楽しみ方を毎回1つずつ紹介します!
「おもしろそう!」「行ったことはあるけどそんなのあったっけ?」と思った方、たくさんの発見と楽しさがある科学技術館にぜひおこしください。
くすりのふしぎ、知りたい!
ハックショーン! うう、くしゃみと鼻水が! かぜひいちゃったかな……。体温計で計ってみたら、熱(ねつ)も高くなってきたから、お医者さんに行って、おくすりをもらってのまなきゃ。
でも考えてみると、くすりってふしぎだな。ちっちゃな粒(つぶ)でも、のむと熱が下がったり、体がラクになったりするし、もしこの世にくすりがなかったら、たいへんなことになるだろな。くすりのこと、もっと知りたくなってきた! え、みんなもそう? ならば3階にできたばかりの展示(てんじ)室、「くすりの部屋―クスリウム」に行ってみよう!
クスリウムにきたら、なにやらカードがおいてあるぞ。なになに?「チャレンジカード~くすり研究員入門ラリーにチャレンジしよう!」だって? 楽しそう! このカードを1まい持って、AからEの5つのゾーンにある3択(たく)クイズをとくんだね。ためしにA「くすりの歴史(れきし)」ゾーンでやってみよう。カードをモニター下の読み取り機におくと……あ!画面にクイズがでてきたぞ。1問めは「水戸黄門の印籠(いんろう)、なにを入れていたでしょうか?」。むむ? なんだか面白い問題がいっぱいだなぁ。
このクイズ、じつは各ゾーンの解説(かいせつ)パネルにもいろんなヒントがひそんでいるよ。それを読んでクイズに答えていくうち、くすりが、長い歴史のなかで、本当にたくさんの人々の力でつくられ、人の命を支えてきたこともわかってくるんだ。5つのゾーンをまわったら、最後に「診断(しんだん)コーナー」でカードを読み取って成績(せいせき)をみてみよう。その結果から、「初級」「中級」「上級」のどれかの研究員の称号(しょうごう)がもらえるよ。みんなで上級研究員を目指して、がんばろう! 〈のり〉
「くすりの部屋―クスリウム」は、2016年12月にオープンしたばかりの、科学技術館で一番新しい展示室。くすりは病気の人たちを救(すく)う力を持っています。みんなが今、元気に遊んだりお勉強したりできるのは、お父さんやお母さん、おじいさんやおばあさんたちが病気の時にくすりのおかげで元気になったからかもしれないよ。そんな不思議(ふしぎ)な力を持つくすりのことを楽しくお勉強できるのが「くすりの部屋―クスリウム」。みんな、くすりの上級研究員を目指してがんばろうね!
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※このコーナーの内容は掲載当時のものです。
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