子どもに教えたくなる!科学技術館
第18話「デコボコも読み取るすごいやつ!」
2018年3月15日号
2階 ものづくりの部屋「3Dスキャナー」
科学技術館には、思わず子どもに教えたくなるような展示がいっぱい! そこで、科学技術館スタッフが、おすすめの展示アイテムやその楽しみ方を毎回1つずつ紹介します!
「おもしろそう!」「行ったことはあるけどそんなのあったっけ?」と思った方、たくさんの発見と楽しさがある科学技術館にぜひおこしください。
画面の前に立つと、何かがそこに……。
みんな、「もの」をつくるのって好き? 紙やねん土や、いろんな材料(ざいりょう)を使って、紙ひこうきや人形を作るのって、楽しいよね! まあ、なかなか思いどおりにいかなくて、へんてこな形になっちゃったりするけど……。(それもありかな!)
科学技術館の2階(かい)には、「ものづくりの部屋」っていう展示室(てんじしつ)があるよ。「もの」をつくるのがうまくなるヒミツがいろいろかくれてるかも。よし、入ってみよう!
ん? なにやらおくのほうで、ひょこひょこ動いているヘンな人たちがいるぞ。何してるんだろう? 近づいてみると、大きなパソコン画面と、何かそうちがあるよ。画面には、人の形と動きが、赤や黄色や緑色になってうつってる!
こういう色の画面、どこかで見たことあるなぁ。あついと赤っぽくなって、つめたいと青っぽくなる……たしか、熱(ねつ)をはかるそうちだったっけ? あ、ちょうどポケットに、けいたいカイロがあるから、実験(じっけん)してみよう。では、カイロをホカホカにして、と……。
あれれれ? カイロはあついのに、色は青っぽいままだ。おかしいなぁ。ためしに、カイロを前につきだしてみると……。あ! 今度は赤っぽくなった! でもあたたかさは変わってないぞ。ってことは、どうやらこのそうちは、熱をはかってるんじゃなくて……。
そっか! そうちから人までの「きょり」をはかってるんだ! きょりのちがいで、色もちがっていたんだね。
このそうちの名前は、「3D(スリーディー)スキャナー」。「3D」は「立体」、「スキャナー」は「読み取りそうち」っていう意味だから、これは「立体読み取りそうち」ってことだね。
人やものに直線の光を当てると、デコボコしたところに当たった光は曲がった線になる。それを読み取って、もとの立体を再現(さいげん)しているんだって。3Dスキャナーは、デコボコを正確にはかれるから、いろんなものづくり産業(さんぎょう)で活躍(かつやく)しているそうだよ。みんなも、このそうちの前で、いろんなデコボコ・ポーズをつくってみよう! 〈のり〉
3 Dスキャナーでは、物体の表面の形を細かく読み取ることができるので、様々な彫刻の形を読み取って博物館で展示するために複製したり、古いエンジンの部品の形を読み取って交換部品を作ったりできます。ところで彫刻や部品の形を最初に作る作業は何と言われるかというと……それが「ものづくり」ということです。
この展示室には最初の形を作るためのCNCフライス盤や3Dプリンター、レーザー加工機など現在のものづくりの現場で使われる工作機械も展示されており、土日休日にはレーザー加工機を使うワークショップも開催されています。ぜひものづくりの素晴らしい世界を体験してください。
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※このコーナーの内容は掲載当時のものです。
(展示、出展団体・企業名等)